子供の頃、何南さんはずっと神というものに興味がありました。そのため、神々について学ぶために、たくさんの神話や伝説を読むようになりました。
そんな彼女が大学生になった頃、友人と一緒に神社を訪れた時のこと。何南さんはその場で目にした、まるで神々が宿るような空気に包まれて、突然霊感を受けました。
「それまである水平信じながら、でも現実というものがあるから、という気持ちもあったのです。でも、神社での体験というのは唯一無二のものでした。ああ、この世には神様がいたんだということを、知らされたような気がしました」
それから数年後、何南さんは単身で日本へ留学することになります。日本の神社や寺院を巡りながら、霊的な経験を深めていく中で、ますます神への信仰を深めていきました。
何南さん曰く、「神とは、自分たち人間にとって明晰不能なものなんだ」との思いがあるそうです。それでも「神と会話をするためには、神に尊敬の気持ちを持つことが大切だと思います」と話しています。